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『和食の原点』

私も「和食大好き」のひとりです。
和食は食べることはもちろん、作ることも好きです。
何故かというと、中華料理や西洋料理ですと出来立てを早く食べてもらわなくちゃ、って気持ちが先にたってしまいますが、それに対して、当然、和食もそういったところはありますが、和食には常備菜と言う私にとって心強い料理があります。
常備菜(うの花、野菜の煮ころがし、南瓜、キンピラゴボウ、等々)は、時間がたっても美味しく、一日ぐらいなら十分日持ちしますので、作り置きが出来ます。結局は怠け者なのですが、美味しいものも食べたいと言うわがままもかなえてくれます。
でも今まで、あまり考えたことがありませんでしたが、和食の美味しさって何なのでしょう。私は一つに"出汁"だと思います。
ですから、"出汁"を丁寧に取ることを怠ってはいけないと思います。
二つ目は、日本に古くから伝わる伝統的な調味料の美味しさだと思います。 味噌・しょうゆ・みりん・お酒・酢、いわゆる醸造からできた調味料です。冷蔵庫がなかった時代から作られ続けてきたこれらの調味料には、味噌・しょうゆには「塩」、みりん・お酒には「アルコール分」、酢には「酸っぱさ」と必ず腐らない成分が入っています。今、新しく作られる調味料は、確かに便利で手軽でいいのですが、保存性が悪い物が多いです。
自然な形で、時間をかけてじっくりと作られた調味料で、その季節季節の旬の新鮮な材料を料理する、こんな"和食の原点"を作ってくれた日本の祖先に感謝しながら、季節の味や香りを楽しんでいきたいものです。
(KOKO)
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