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『塩鮭大好き』

先日の休みの日、塩鮭と味噌汁で昼飯。息子とめったに一緒に食事をする機会のない私は息子の食事を見て、驚きました。彼はまず味噌汁を飲み切って、次に鮭の皿を引き寄せました。鮭を食べ終えると、ご飯に"ふりかけ"を掛けて食べ始めました。
近年、塩分を摂り過ぎて高血圧になることが、生活習慣病の最大の原因として、和食の食材から塩分が急激に減って薄味になっています。かつては塩からいのが普通だった塩鮭も例外でなく、梅干も、漬物も、干魚も、味噌汁も、何もかもが塩分控え目です。
鮭が塩からかった「よき時代」には左手にご飯茶碗を持って、ご飯、鮭、ご飯、鮭・・と、ご飯と塩鮭を交互に、そしてご飯をお替わりしながら食べたものです。今の塩鮭はご飯の必要ない塩からさなのです。
ご飯をお替わりしなかったので食べ足りずに、食後すぐポテトチップスなどのスナック菓子を食べてしまうのでしょう。塩分を抑えるために鮭をせっかく薄味にしたのに、一袋のポテトチップスには数グラムの塩が・・・。そして、ポテトチップスが塩からいので甘いコーラをグイグイと飲んでしまう・・・。
三度の食事で、しっかりと味を付けたおかずに、腹持ちのよいご飯をお替わりして食べることで、間食をしないようにすることのほうが栄養のバランスは良いのではないでしょうか。
(J.w)
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